サイレントマニュピレーション(非観血的関節授動術)

サイレントマニュピレーション(非観血的関節授動術)

肩関節の靱帯や腱などに炎症が起こり、動かすときや夜寝ている時に痛みが生じる状態を 「四十肩・五十肩」 「肩関節周囲炎」と呼びます。
この時の治療は、痛みが強い時期には 『安静・鎮痛剤内服・肩関節への注射』 などを行い、症状が落ち着いたらリハビリを開始します。
しかし症状が長期に及ぶと、関節包(関節を包む袋)や滑液包(肩関節の動きを良くする袋)が癒着や拘縮し、肩が挙上できなくなる 「凍結肩」と呼ばれる状態となります。

【こんな症状にはサイレントマニュピレーション(非観血的関節受動術)】

じっとしている時の痛み(安静時痛)
  • 夜寝ている時に、寝返りをしたり肩を下にすると、痛みで目が覚める
  • 腕を動かさなくてもズキズキと、腕や肩が痛い
動かすと痛い(運動時痛)と動かしにくい(拘縮)
  • 洋服の脱ぎ着が困難
  • 腕が上がらず高いところの物を取る事ができない
  • 頭に手が届かないので、洗髪が困難
  • 背中に手が回らないので、ファスナーの開閉が困難

早期に痛みを取り除き、日常生活を取り戻すためのサイレントマニュピレーション(非観血的関節受動術)

サイレントマニュピレーション(非観血的関節受動術)は日帰りで出来る治療です。

  1. 患者様は肩を出してベットに横向きで寝て頂きます。
  2. 超音波(エコー)ガイド下で肩周囲の知覚を司る頸部の神経に伝達麻酔をかけます。
  3. 肩関節周囲が無痛になってから、ベットにあおむけになって頂きます。
  4. 上肢を屈曲・外転・内旋・外旋とゆっくり動かし、関節包や靱帯を徒手的に剥離させ、拘縮を取り除く
    サイレントマニュピレーション(非観血的関節授動術)を行います。
  5. 麻酔が効いている為、三角巾を装着して帰宅して頂きます。
  6. 再発を防止するためにも、3か月は積極的に理学療法に通って頂きます。

サイレントマニュピレーション(非観血的関節受動術)の留意事項

  • 術後数時間は、麻酔の効果で腕が動かない状態が続きます。自転車や車の運転は翌日までできません。
  • 麻酔の効果が切れると痛みが出現する事もあります。痛み止めを処方しますので、内服してください。
  • 骨粗鬆症の方は施術できません。
  • 骨粗鬆症が疑われる場合には、当院で検査したうえで判断いたします。
  • サイレントマニュピレーション(非観血的関節受動術)は健康保険で受けられる治療です。
一番上に戻る
web順番受付