手の痛み・しびれ・変形

あなたの手に、こんな症状は有りますか?

  • 朝手のしびれが強くなる
  • ボタンを掛けたり、小さなものをつまむ等の細かい作業がし辛い
    手根管症候群かもしれません:手首を通る神経が圧迫されるために症状が出ます
  • 指の付け根が腫れて、動かすと引っ掛かる様なかんじがする
    ばね指の可能性が有ります:腱や腱鞘が腫れるために動かしにくくなります
  • 手首の親指の側が腫れて、手首や親指を動かすと痛みが出る
    ドゥケルバン病の可能性が有ります:腱鞘が炎症を起こして腱の動きが悪くなります
  • 指の第1関節が変形してきた
    へバーデン結節の可能性が有ります:指の第1関節の炎症の結果、変形します
  • 指の第2関節が腫れて指が曲げにくい
    ブシャール結節の可能性が有ります
  • 親指の付け根が痛み、瓶やペットボトルの蓋が開けられない
    母指CM関節症の可能性が有ります:親指の軟骨がすり減っている為におこります

手根管症候群

人差し指や中指にしびれや痛みを感じます。

症状が進むと親指から人差し指にしびれが広がってきて、「OKサイン」が出来なくなります
痛みやしびれは朝目を覚ました時に出る事が多く、指を曲げ伸ばしすると症状は一時的に軽くなります

手首にはトンネルの様な 『手根管』 が有ります
『手根管』 は、手根骨と横手根靱帯で囲まれた伸び縮みが出来ないトンネルで、1本の正中神経と9本の腱が腱鞘と一緒に走行しています
この手首にあるトンネルの様な 『手根管』 で、正中神経が圧迫されることで痛みやしびれが出ます

《代表的な治療法4つ》

  1. 先ず安静
    サポーターや装具などで固定をして安静にします。
    日中だけでなく、夜休む時にも装具を着けましょう
  2. 薬物療法
    鎮痛剤やビタミンB12を内服し、湿布を貼ります
  3. 注射
    超音波(エコー)で 『手根管』 の位置を確認しながら、ハイドロリリースやステロイドなどを注射します
    ステロイドは炎症や痛みの緩和には有効ですが、頻回には行えません
  4. 最終的には手術です
    安静・内服・湿布・注射で症状が改善しない場合は、手術をお勧めします

ばね指

朝方に指の付け根が痛み、腫れや熱感もあります

日中は指を使っていると症状が軽くなることもあります

指には動かすために多くの腱が有ります
その腱の通り道で腱が浮かび上がらないように押さえている、ベルト通しの様な靱帯のトンネルを『腱鞘』と言います

◆腱や腱鞘が炎症を起こすと、腫れてトンネルが狭くなった状態の腱鞘炎になります
◆症状が悪化すると腱が腱鞘で引っかかり、指の曲げ伸ばしの際にばねの様に跳ね上がる、『ばね指』という  状態になります
◆ばね指の症状が更に進むと、指が動かなくなります

《代表的な治療法4つ》

  1. 先ず安静
    サポーターや装具などで固定をして安静にします
    日中だけでなく、夜休む時にも装具を着けましょう
  2. 薬物療法
    鎮痛剤を内服し、湿布を貼ります
  3. 注射
    超音波(エコー)で 『腱鞘』 の位置を確認しながら、ステロイドなどを注射します
    ステロイドは炎症や痛みの緩和には有効ですが、頻回には行えません
  4. 最終的には手術です
    安静・内服・湿布・注射で症状が改善しない場合は、手術をお勧めします

ドゥケルバン病

手首の親指側に腫れと痛みが生じます

親指を内側に入れて握りこぶしを作り、手首を小指側に曲げると顕著に痛みます

親指にはいくつかの腱がついていますが、2つの腱と腱鞘が炎症を起こすと痛みと腫れが生じます
2つの腱とは短母指伸筋腱(親指を伸ばす働きをする腱)と、長母指外転筋腱(親指を広げる働きをする腱)です
スマートフォンを片手で操作する事の多い方や、美容師さんに多い症状です

《代表的な治療法4つ》

  1. 先ず安静
    サポーターや装具などで固定をして安静にします。
    日中だけでなく、夜休む時にも装具を着けましょう
  2. 薬物療法
    鎮痛剤を内服し、湿布を貼ります
  3. 注射
    超音波(エコー)で腱や 『腱鞘』 の位置を確認しながら、ステロイドなどを注射します
    ステロイドは炎症や痛みの緩和には有効ですが、頻回には行えません
  4. 最終的には手術です
    安静・内服・湿布・注射で症状が改善しない場合は、手術をお勧めします

へバーデン結節とブシャール結節

へバーデン結節

人差し指から小指にかけて、第1関節が腫れたり痛みが出ます
症状が進行すると、痛みのために強く握ることが出来なくなったり指が変形します
変形が進むと、皮膚を刺激して指の爪の付け根にミューカシスと言う水ぶくれの様になる事もあります

ブシャール結節

指の第2関節が腫れたり・こわばったり・痛みが出ます

へバーデン結節やブシャール結節の症状が進行すると、痛みや変形の為にペンや箸が上手く使えなかったり、布巾が絞れない等日常生活に支障をきたします
これらの症状は関節リウマチと似ている為、鑑別する必要が有ります
関節リウマチの症状である、発熱・倦怠感・貧血・関節破壊の有無を調べるために、血液検査やレントゲン撮影で確認します

《代表的な治療法4つ》

  1. 先ず安静
    サポーターや装具などで固定をして安静にします。
    日中だけでなく、夜休む時にも装具を着けましょう
  2. 薬物療法
    鎮痛剤・血行を促すためにビタミンEを内服し、湿布を貼ります
  3. 注射
    超音波(エコー)で 関節を確認しながら、ステロイドなどを注射します
    ステロイドは炎症や痛みの緩和には有効ですが、頻回には行えません
  4. 最終的には手術です
    安静・内服・湿布・注射で症状が改善しない場合は、手術をお勧めします

母指CM関節症

親指の付け根が痛み、瓶やペットボトルの蓋が開けるなど親指に力を入れる動作に支障が出ます

症状が進むと、変形により親指の付け根が出っ張り親指が開きにくくなります

CM関節と言う親指の付け根のあたりで軟骨がすり減り、安定が悪くなることで痛みが出ています
レントゲン撮影上では、中手骨と大菱形骨の間の軟骨がすり減り間隔が狭くなります
さらに進行すると中手骨が外側へずれ、亜脱臼してきます

《代表的な治療法4つ》

  1. 先ず安静
    サポーターや装具などで固定をして安静にします。
    日中だけでなく、夜休む時にも装具を着けましょう
  2. 薬物療法
    鎮痛剤・血行を促すためにビタミンEを内服し、湿布を貼ります
  3. 注射
    超音波(エコー)で 関節を確認しながら、ステロイドなどを注射します
    ステロイドは炎症や痛みの緩和には有効ですが、頻回には行えません
  4. 最終的には手術です
    安静・内服・湿布・注射で症状が改善しない場合は、手術をお勧めします

手の痛みや変形には女性ホルモンが関係しています

女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、手の腱の周りを包んでいる腱鞘や関節の内膜を覆う滑膜に水がたまったり、むくんだりすることを抑制し、軟骨を滑らかな状態に保つ作用が有ります
エストロゲンの分泌量は40歳以降に急激に減少してきます
これを更年期と言います

エストロゲンの分泌量が減少するために、手の腱や関節の摩擦が強くなったり、軟骨がすり減ったりして炎症が起こり、痛み・こわばり・しびれといった症状が出てきます
このような症状が進行すると、骨が変形して手術が必要となってきます

エストロゲンの分泌量と関係のあるもう一つの疾患は、骨粗しょう症です
骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がない為気付くことが遅くなります
『いつの間にか骨折』 と言われる脊椎椎体骨折や、骨が脆いために大腿骨骨折を起こしやすく、寝たきりの原因 となる怖い疾患です
早期の受診と継続的な治療が大切です

《整形外科的更年期アプローチ》

更年期障害には自律神経症状・精神症状・その他の症状が有ります
そのうちの運動器の症状にはこのようなものが有ります

  • 手関節の痛み ・ こわばり ・ むくみ
  • 手指の変形
  • 腰痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • しびれ

痛み ・ しびれ ・ こわばり等 は薬物療法や注射で改善しますが、骨の変形の改善には手術となります
ステロイド注入は炎症や痛みの緩和には有効ですが、軟骨に悪影響もあるため頻回には使用できません
そこで対処療法ではない他の治療方法として

プラセンタ療法があります

プラセンタはアンチエイジングとしても有効です
医師の処方が必要で、ネット販売では購入できないプラセンタは2種類です
特定生物由来製剤つまり、ヒトプラセンタであるメルスモンとラエンネックです。
メルスモンは、注射で用いる製剤です。
ラエンネックは、注射薬と内服薬の二つが有ります。

メルスモンとラエンネックの二つの製剤の違いは、製造方法の違いです。
その為成分に、多少の違いが有ります。
ラエンネックには、「アミノ酸・ペプチド・蛋白」が含まれますが、メルスモンには「蛋白」は含まれません。
蛋白と言えば、BSE(狂牛病)に関連した「プリオン蛋白」が心配になるかもしれませんが、 「病原性プリオン」と「非病原性プリオン」は、二次構造と言われる立体構造に大きな違いが有ります。
その為「病原性プリオン」は水に溶けませんが、「非病原性プリオン」は水に溶けます。
メルスモンとラエンネックには、蛋白を含まないか、水溶性の低分子蛋白のみを含む工程で 製造されるので、安全であると考えられています。

また、原料である胎盤の提供者は日本人に限られ、スクリーニング検査によりHIV・B型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルスに陰性の女性から提供の、胎盤に限られています。

ヒトプラセンタであるメルスモンとラエンネックには、エストロゲンの1種であるエストラジオールが含まれている為、全身を活性化し更年期症状が軽減してきます。
その結果運動器の症状の腰痛や、手の関節の痛み、膝の痛みが軽減してきます。
痛みやこわばり・しびれを放置すると、指の骨が変形し、日常動作に支障をきたします。
早期の受診と、症状に合った治療法の選択、そして継続治療をお勧めします。