痛風

セルフチェック

  • 大食いで肥満である
  • アルコールを大量に飲む
  • 肉や魚・内臓料理を食べることが多い
  • ストレスが多い
  • 運動不足である
  • お茶や水をあまり飲まない
  • 腎臓に障害がある
  • 激しい運動をする
  • 血縁者に痛風の人がいる
  • 高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病である

当てはまる方は痛風である可能性があります。

痛風とは

風が患部にあたっても痛むくらい激しい痛みの発作に襲われる病気です。
発症すると患部が赤くはれて数日間痛み、少しずつ和らいでいきますが、こちらは一時的な回復であるため、1,2 年後に必ずと言っていいほど再発します。
現在は 30 代の男性に多くみられる病気で、痛風患者の内約 50%が足の親指の付け根に痛みを引き起こします。
その他のよく痛む部位として、足の指、脚の甲、かかと、アキレス腱の周囲、膝関節など下肢に集中することが特徴的です。
特に患部に結節ができたがために関節の変形が起きてしまったり、重い合併症を引き起こしやすい病気でもあります。
痛風は高尿酸血症から起こると言われており、成人男性の5人に 1 人は高尿酸血症を発症しているため、30 代~50 代の男性の発症率が高くなっております。

原因

血液中の尿酸値があがり、限界を超えると関節などに尿酸塩結晶が出来ます。その結晶により、炎症が起き激しい痛みを伴います。
尿酸値に影響をあたる要因は様々です。
例えば、偏った栄養のみを摂取していると尿酸値が上がることがあります。
また、飲酒をすると一時的にですが、尿酸値が上がります。特にビールには尿酸の元となるプリン体が多く含まれています。
更にストレスや運動のやりすぎも尿酸値を上げることがあるため、ストレスをため込みすぎることや激しい運動は避けた方が賢明です。
最後に服用している薬の影響もあります。こちらは利尿薬やアスピリンなどが含まれている場合に尿酸値が上がることがありますので、使用する際には医師に確認するようにしてください。

治療方法

①発作の痛みを抑えつつ、尿酸を下げていくように治療していきます。

 

②発作を抑える方法として、痛み止めを関節に直接注射、もしくは内服薬を服用していきます。

あくまでこれは痛みを抑えるだけですので、根本治療を行うために尿酸値を下げる薬を服用したり、栄養の管理を始めます。
尿酸値を下げる薬は、痛風の発作が起こらない為に途中でやめる方が多くいらっしゃることは事実です。
しかし、痛風は一時的には痛みは治まることが多いですが、尿酸値が正常まで戻っていない場合には 1,2 年後には必ずと言っていいほど再発をしますので、根気よく服用を続けてください。
尿酸値が高いままの状態が続くと、腎機能障害を発症し透析が必要になる事が有ります。

 

③尿酸値を上げるような生活習慣を改善して、栄養や運動の見直しをしていきます。

 

食事と水分摂取

ご飯・主菜・野菜や海藻たっぷりの副菜・具の多い汁物の一汁三菜の食事内容にし、飲酒を控え腹八分目を守りましょう。
1 日のプリン体の摂取量は 400 ㎎が望ましく、尿量は 2000ml/日以上確保する事が目標です。尿路結石の予防の為にも、食事以外に 2000ml 以上の水分摂取をお勧めします。
(食品 100gに含まれるプリン体の量)

極めて多い 300 ㎎以上の食品

鶏肉(レバー)・マイワシの干物・イサキの白子・あんこうの肝・

多い 200~300 ㎎の食品

豚肉(レバー)・牛肉(レバー)・カツオ・マイワシ・大正エビ・干物(マアジ・サンマ)・ (酒に含まれるプリン体の量)

ウイスキー:ダブル 1 杯(60ml)に プリン体 0.1~0.5 ㎎
ビール:500mlにプリン体 0.5~42 ㎎
日本酒:1 合に プリン体 2~3 ㎎
ワイン:グラス 1 杯に プリン体 0.4~2 ㎎

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