慢性疼痛

慢性疼痛とは

痛みには3種類あります。

1.侵害受容性疼痛(外傷・切り傷・化膿)

痛みは一定の強さで持続し、時には拍動するように痛みます。体を動かすと痛くなるのも特徴です。

2.神経障害性疼痛
(坐骨神経痛・帯状疱疹後・腰部脊柱管狭窄症・腰椎ヘルニア・脳卒中後の痛み・脊髄損傷・末梢神経障害)

末梢神経や中枢神経が傷つけられたり、圧迫されて生じた痛みが、過敏になり痛みの信号が出すぎている状態です。
痛みが繰り返されると交感神経が刺激され、血流の悪化や代謝異常が起こり、弱い刺激にも過剰に反応する様になる為、痛みが強くなるという様な悪循環が形成されます。
しびれが強い・電気が走るよう・焼けるような・ビリっとすると云った痛みです。

3.心因性疼痛

過剰な痛みを抑える神経が、ストレスなど心理的要因で機能低下し、軽い刺激に対しても強い痛みを感じる様になります。

長引く痛みは動作がし辛いだけでなく、夜眠れない・不安を感じるなど日常生活に支障をきたします。
慢性疼痛はこれらの痛みや様々な要因が複雑に絡み合っていることが多く適切な診断と早期の治療開始が大切です。

治療方法

痛み日記

痛みをコントロールするための内服薬や注射で治療していきます。

炎症が強い・受傷後日が浅いなどの場合を除いては安静にし過ぎることなく適切な運動療法を行うことが必要です。

また当院では患者さんと医療従事者が痛みの情報を共有したり認知行動療法の一環として「痛み日記」を使用しています。

他にも抗酸化力を高め、代謝機能を正常にし血流を安定させることで痛みやしびれを取り除く点滴療法も行っております。

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