筋性斜頸
筋性斜頸とは
耳のうしろの乳様突起と呼ばれる部位から胸骨と鎖骨につながっている胸鎖乳突筋が硬くなることで、首の動きが制限される疾患です。筋肉が原因で首を傾げる(斜めになる)ため「筋性斜頸」と呼ばれています。
逆子で生まれた場合に多く、1000人に2~3人程度発症します。乳幼児に多く報告されます。
通常片側性で、片側の胸鎖乳突筋が硬くなるために、硬いほうへ首を傾げます。
また、胸鎖乳突筋が硬いことにより反対側への向き癖となり、そのために反対側の頭部が平坦化することが多いです。

原因
原因は不明ですが、骨盤位や初産で多く見られることから、子宮腔の狭小との関連が指摘されています。
症状
生後1週間頃からしこりが出来、しこりのある側に首を傾けるため顔は反対側を向きます。
しこりは生後3週間を境に次第に小さくなります。
しこりがない場合は向き癖の可能性があります。
関連する疾患
骨性斜頸:生まれつき頸椎に奇形があり、首が傾く状態です。
痙性斜頸:脳の異常などが原因で、意思とは関係なく首の筋肉がけいれんし、不自然な姿勢になることがあります。
外傷性斜頸:事故やケガで首の骨や靭帯、筋肉が損傷し、首が不安定になることで傾きが生じます。
頚性神経筋症候群:長時間のスマホやパソコン使用による首の筋肉への過剰な負荷が原因で、筋肉の異常な緊張やコリが生じ、斜頸のような状態になることがあります。
など
診断

レントゲン検査
予防・再発予防と治療
予防
定期的な健診で早期発見することが重要です。
頸が座る3~4ヶ月くらいまでは寝癖に気を付け、頭の形をいびつにしないようにしましょう。
赤ちゃんが見ている方向と逆から声をかけたり、反対側に興味のあるものを置くなどしましょう。
マッサージは周辺組織が傷つき、症状が悪化するのでやめましょう。
治療
筋性斜頸の側(胸鎖乳突筋が硬い側)を向きづらいので、そちらを向きたくなるような環境を整える(筋性斜頸側に添い寝する、おもちゃを置く)ことで、多くは1歳までに自然に改善します。
しこりは通常徐々に目立たなくなります。
3~4歳を過ぎても治らない場合は、胸鎖乳突筋を切る手術となります。
その後症状が目立ってくることもありますので、定期的に受診して経過観察しましょう。

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